統合失調症治療、抗精神病薬にカルバマゼピン併用で錐体外路系副作用リスクが高まる

第2世代抗精神病薬(SGA)使用患者における錐体外路症状(EPS)の発生に関連する因子について、ブラジル・Universidade Federal do Rio Grande do NorteのSusana Barbosa Ribeiro氏らが検討を行った。European journal of clinical pharmacology誌オンライン版2016年11月26日号の報告。

本研究は、3つの外来診療所の患者を対象とした、ランダムサンプルに基づく観察的横断研究。対象基準は、男女共に18~65歳のSGA単剤治療中統合失調症患者。過去に長時間作用型抗精神病薬注射剤を使用した患者は除外した。対象患者の家族に電話で連絡をとり、調査参加時の家庭訪問が計画された。すべての対象者およびその親族より、インフォームドコンセントを得た。患者背景、臨床的特徴、使用薬剤と関連するEPSリスクは、ロジスティック回帰を用いて分析した。

主な結果は以下のとおり。

・対象患者は213例であった。
・対象者の38.0%にEPSが認められた。
・使用頻度の高いSGAは、オランザピン(商品名:ジプレキサほか、76例、35.7%)、リスペリドン(リスパダールほか、74例、34.3%)、クエチアピン(セロクエルほか、26例、12.2%)、ziprasidone(23例、10.8%)であった。
・統合失調症の補助療法として使用された薬剤は、ベンゾジアゼピンが最も多く(31.5%)、次いでカルバマゼピン(テグレトールほか、24.4%)、抗うつ薬(20.2%)であった。
・多変量解析では、EPSリスクはカルバマゼピン使用と関連していることが示唆された(オッズ比:3.677、95%CI:1.627~8.310)。
・SGAの種類によるEPSリスク変化は確認されなかった。

出典

Ribeiro SB, et al. Eur J Clin Pharmacol. 2016 Nov 26. [Epub ahead of print]

コメント

タイトルとURLをコピーしました