入院期間の短縮に、持効性抗精神病薬の早期使用がポイント

月1回パリペリドンパルミチン酸エステル(商品名:ゼプリオン)で治療を行った急性期統合失調症入院患者の再発について、臨床経過を評価した。

スペイン・バルセロナ大学のEduard Parellada氏らによる、International journal of psychiatry in clinical practice誌オンライン版2017年11月21日号の報告。

精神科急性期病棟においてパリペリドンで治療された統合失調症患者に対し、6週間のフォローアップによる多施設オープンラベルプロスペクティブ観察研究を行った。

主な結果は以下のとおり。

・登録された280例のうち、パリペリドン単独療法患者は61例、他の抗精神病薬との併用療法患者は219例であった。
・臨床全般印象評価尺度-統合失調症(CGI-SCH)平均スコアは、ベースライン時の4.7から最終診察時の3.3に減少した(p<0.0001)。パリペリドン単独療法、併用療法ともに、この変化は臨床的および統計学的に有意であった。
・機能の明らかな改善および治療に対する高い患者満足度が認められた。
・入院後、パリペリドン治療を開始するまでの時間は、入院期間と相関が認められた(p<0.0001)。パリペリドン治療の早期開始は、入院期間の短縮と関連していた。
・有害事象は、患者の7.1%で観察されたが、すべて重篤ではなかった。

著者らは「パリペリドン治療は、単独療法および他の抗精神病薬との併用療法ともに、統合失調症の急性期症状の治療において、効果的かつ良好な忍容性を示す。急性期統合失調症エピソードにおけるパリペリドン治療の早期開始は、入院期間の短縮をもたらす可能性がある」としている。

 

出典

Parellada E, et al. Int J Psychiatry Clin Pract. 2017 Nov 21. [Epub ahead of print]

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