統合失調症患者の妄想、その内容は男女間で違いがあるか

統合失調症患者において男性と女性で妄想の頻度や妄想内容に違いがあるのかを、オーストリア・インスブルック大学のV Rossler氏らが検討を行った。Fortschritte der Neurologie-Psychiatrie誌2016年11月号の報告。

2008~11年にドイツの精神科病院に入院したすべての統合失調症患者の医療記録を分析した。対象は、統合失調症と診断された妄想型入院患者182例(女性:90例、男性92例)。

主な結果は以下のとおり。

・男性と女性で妄想の頻度に差は認められなかった。
・しかし、妄想の内容の分析では、相違が明らかであった。
・関係妄想を有する女性では、男性と比較し、より頻繁に「監視されている」と感じていた。
・関係妄想を有する男性は、不特定の人を妄想に巻き込む傾向を示し、より頻繁に「自分のことが話されている」と感じていた。
・女性における誇大妄想は、より頻繁に、他人との重要な関係に基づいて構成されていた。

出典

Rössler V, et al. Fortschr Neurol Psychiatr. 2016;84:669-674.

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