各種非定型抗精神病薬、プロラクチンへの影響を比較

非定型抗精神病薬がマクロプロラクチンとプロラクチンの血清レベルを上昇させるか、またマクロプロラクチンレベルは非定型抗精神病薬の種類により異なるのかを、韓国・仁済大学のYoung-Min Park氏らが検討を行った。Psychiatry research誌2016年5月30日号の報告。

6病院より、連続登録方式で合計245例が抽出された。血清プロラクチンおよびマクロプロラクチンレベルは、抗精神病薬単独療法の単一ポイントで測定した。

主な結果は以下のとおり。

・マクロプロラクチンレベルを含めた平均総血清プロラクチン値は、アリピプラゾール(商品名:エビリファイほか)11.91ng/mL、ブロナンセリン(ロナセン)20.73 ng/mL、オランザピン(ジプレキサほか)16.41 ng/mL、パリペリドン(インヴェガ)50.83 ng/mL、クエチアピン(セロクエルほか)12.84 ng/mL、リスペリドン(リスパダールほか)59.1 ng/mLであった。
・マクロプロラクチンは、アリピプラゾール1.71ng/mL、ブロナンセリン3.86 ng/mL、オランザピン3.73 ng/mL、パリペリドン7.28 ng/mL、クエチアピン2.77 ng/mL、リスペリドン8.0 ng/mLであった。
・パリペリドンおよびリスペリドンの総プロラクチン、マクロプロラクチンレベルは、他の抗精神病薬の中央値と比較し、有意に高かった(p<0.01)。
・プロラクチンとマクロプロラクチンの血清レベルとの間に強い正の相関が認められた。
・性機能不全は、全体の35.5%(87/245例)で認められた。
・しかし、総プロラクチンレベルは、女性化乳房を除く性機能不全の有無との間に有意な差はなかった。

出典

Park YM, et al. Psychiatry Res. 2016;239:184-189.

コメント

タイトルとURLをコピーしました