統合失調症患者の抗精神病薬による体重増加がトピラマートで改善

抗精神病薬治療を行っている統合失調症患者において、体重増加は最も困難な問題の1つである。体重減少に関するトピラマート(商品名:トピナほか)の有効性を検証するため、いくつかのメタ解析が行われているが、方法論的な問題があり、結果は確立されていない。台湾・台北医学大学のKah Kheng Goh氏らは、統合失調症患者の体重減少に対するトピラマート使用に関するランダム化比較試験のメタ解析を行った。International journal of psychiatry in clinical practice誌オンライン版2018年3月20日号の報告。

二重盲検ランダム化プラセボ対照試験10件、オープンラベルランダム化比較試験7件より、合計905例の統合失調症患者が抽出された。

主な結果は以下のとおり。

・トピラマート治療を行った患者には、大幅な体重の減少およびBMIの低下がみられた。
・過体重人口の割合が低い国の患者では、BMIの低下がより有意であった。
・体重変化の報告において、最も効果的であると報告された研究は、中東および南アジアでの研究であった。次いで、東アジア、欧州、米国であった。
・トピラマート群は、対照群と比較し、精神病理学的症状の改善が有意に優れていた。
・全体的な副作用に関しては、両群間で差は認められなかった。

著者らは「抗精神病薬治療を行っている統合失調症患者において、トピラマートは、体重増加および精神症状の軽減に対し、対照群よりも有意に優れていた。今後、トピラマート増強の効果については、厳密な方法論および徹底した評価を用いた、より大規模かつ正確な研究調査が求められる」としている。

出典

Goh KK, et al. Int J Psychiatry Clin Pract. 2018 Mar 20. [Epub ahead of print]

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