アジアの救急隊員はPTSD発症リスクが高い

常に危険と隣り合わせの現場で働く人々にとって心的外傷後ストレス症候群(PTSD)は大きな問題となる。Berger氏らはレスキュー隊員におけるPTSD有病率と発症に影響を与える要因をシステマティックレビューおよびメタ解析にて検討し、「アジアの救急隊員やレスキュー隊員はPTSDの発症リスクが高い可能性がある」ことを報告した。Soc Psychiatry Psychiatr Epidemiol誌2012年6月号掲載。

20,424人のレスキュー隊員 を含む40サンプルについて調査した計28試験を抽出した。すべての試験における有病率データにはランダム効果モデルを使用していた。多変量メタ解析モデルは有病率に影響を与える要因を特定することに利用した。

主な結果は以下のとおり。

・全世界的にみるとレスキュー隊員におけるPTSD有病率は10%であった。
・アジア大陸で実施された試験における平均的なPTSD有病率は、欧州と比較してより高値であったが、北米大陸との比較では高くはなかった(メタ回帰分析)。
・救急隊員 では消防士や警察官と比較しPTSDの推定有病率が高かった。
・レスキュー隊員 は一般人よりもPTSD発症リスクが高い。
・アジアの救急隊員やレスキュー隊員 はPTSDの影響を受けやすいと考えられる。
・継続的な予防措置を実施する必要性がある。

出典

Berger W, et al. Soc Psychiatry Psychiatr Epidemiol. 2012; 47: 1001-1011. Epub 2011 Jun 18.

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