精神疾患患者や認知症者の安楽死、どのように考えるべきなのか

精神疾患や認知症の患者、また重篤な疾患はないが人生が嫌になっている患者における安楽死や医師による自殺幇助(EAS)は、非常に大きな論点となっている。このような場合、オランダの安楽死法の管轄に入るが、オランダ人医師はEASに消極的であるように見える。オランダ・アムステルダム自由大学医療センターのEva Elizabeth Bolt氏らは、オランダ人医師がEASの可能性を拒否しているか否かを調査した。Journal of medical ethics誌オンライン版2015年2月18日号の報告。

がん、その他の身体疾患、精神疾患、認知症または人生が嫌になっている患者におけるEASの要求を医師が受け入れるかどうかの判断、および医師の特性が想像可能性(conceivability)と関連付けられるかを評価した。横断的研究調査は、オランダの一般開業医、高齢者ケア医、臨床専門医2,269人を対象に実施された。

主な結果は以下のとおり。

・回答率は64%であった(1,456人)。
・ほとんどの医師は、がん(85%)、その他の身体疾患(82%)の患者におけるEAS要求を受け入れると考えていることがわかった。
・一方、精神疾患(34%)、早期認知症(40%)、重度認知症(29~33%)、人生が嫌になっている患者(27%)については、EAS要求を受け入れるとした医師は半数以下であった。
・一般開業医において、EAS要求の受け入れが最も高かった。

出典

Bolt EE, et al. J Med Ethics. 2015 Feb 18. [Epub ahead of print]

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