自動車運転事故、とくに注意すべき薬剤は

処方医薬品やOTC薬服用中の自動車運転に対する公衆衛生上の懸念は増大している。米国・ウエストバージニア大学のToni M Rudisill氏らは、特定の薬剤が車両衝突事故リスクの増加と関連しているかについてシステマティックレビューを行った。Accident; analysis and prevention誌オンライン版2016年8月25日号の報告。

事前包括基準は以下のとおり。(1)1960年1月1日以降に発表された文献、(2)15歳以上の運転免許取得、(3)査読出版物、修士論文、博士論文、学会発表、(4)無作為化比較試験、コホート研究、症例対照研究、症例対照に類似の研究、(5)特定の1剤以上でのアウトカム報告、(6)車両衝突のオッズまたはリスクのアウトカム報告。14のデータベースおよび手作業で検索を行った。文献、データの抽出は、独立した二重選定で行った。

主な結果は以下のとおり。

・27件の研究より、53薬剤を調査した。
・15薬剤(28.3%)が車両衝突事故リスクと関連していた。
・15薬剤は、ブプレノルフィン(商品名:レペタンほか)、コデイン、ジヒドロコデイン、メサドン(メサペイン)、トラマドール(トラマール)、レボセチリジン(ザイザル)、ジアゼパム(セルシンほか)、フルニトラゼパム(サイレース、ロヒプノールほか)、フルラゼパム(ダルメート)、ロラゼパム(ワイパックスほか)、temazepam、トリアゾラム(ハルシオンほか)、carisoprodol、ゾルピデム(マイスリーほか)、ゾピクロン(アモバンほか)であった。

著者らは「いくつかの薬剤は、車両衝突事故リスク増加と関連し、運転能力を低下させた。特定の薬剤と車両衝突事故リスクや運転能力との関連は複雑である」としている。

出典

Rudisill TM, et al. Accid Anal Prev. 2016 Aug 25. [Epub ahead of print]

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