アルコールスクリーニング尺度は良好に機能するか?

臨床医は、アルコールによる有害な影響を受けた若者における飲酒リスクを特定するための強力な理論的根拠を求めている。英国・ヨーク大学のPaul Toner氏らは、25歳未満の若者を対象としたアルコールスクリーニングと評価尺度に関する検証文献のエビデンスの質を評価するため、システマティック・レビューを行った。Drug and Alcohol Dependence誌2019年9月1日号の報告。

6つの電子データベース(MEDLINE、EMBASE、PsycINFO、SSCI、HMIC、ADAI)より、2016年5月までの公表されている文献および灰色文献を検索した。1980年以降に英語で公表された、以前のアルコール測定と比較したスクリーニングまたは評価尺度に関するフルテキストレポートを検証に含めた。バイアスリスクは、COSMINおよびQUADAS-2を用いて評価した。

主な結果は以下のとおり。

・135件の個別検証研究で構成される39件のレポートが特定された。
・サマリ推定値は、スクリーニング機器が良好に機能することを示唆していた(AUC:0.91[95%CI:0.88~0.93]、感度:0.98[95%CI:0.95~0.99]、特異性:0.78[95%CI:0.74~0.82])。
・既存の評価手法の検証エビデンスが不足している点を考慮し、10項目で調整した集計された信頼度推定値は、0.81(95%CI:0.78~0.83)であり、信頼性が示唆された。
・バイアスリスクは、スクリーニングおよび評価尺度に関する研究のいずれも高かった。

著者らは「スクリーニングに関する利用可能なエビデンスの量および質は、良好であった。単一質問の場合には、アルコールの頻度または量について質問することが推奨される。さらに質問可能であれば、3項目のAUDIT-Cまたは10項目のAUDITの使用が推奨される。若者のアルコール関連問題を評価するためには、新たな手法を開発する必要がある」としている。

出典

Toner P, et al. Drug Alcohol Depend. 2019;202:39-49.

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