長期の睡眠薬服用には注意を、認知行動療法も選択肢に

睡眠薬は、不眠症になった際、成人が服用する最も一般的な薬剤の1つである。しかし、薬物療法による副作用を見逃してはならず、睡眠薬の過量服用をチェックするためにモニタリングが必要となる。本研究では、ゾルピデム(商品名:マイスリーほか)の過量服用と自殺に関して、薬物療法の利点と欠点についてレビューを行った。

韓国・同徳女子大学校のMinsoo Jung氏による、The health care manager誌オンライン版2017年12月15日号の報告。

主な結果は以下のとおり。

・ゾルピデムを1年以上服用した患者において、せん妄や幻覚などの中枢神経系副作用や睡眠中の異常行動が報告されている。
・睡眠薬長期服用の重要な問題として、不眠症患者の死亡率を高める可能性がある。
・不眠症治療における薬物療法の代替治療は、睡眠習慣を改善可能な認知行動療法である。
・不眠症患者に対する認知行動療法は、睡眠に影響を及ぼすネガティブな思考を認識させ、変化させることができる。

著者らは「医療従事者は、睡眠薬の副作用を認識し、患者に十分な情報提供を行うべきである。治療計画を立てる際には、患者に適切な意思決定を促し、可能な限り副作用を減らすよう努めるべきである」としている。

出典
Jung M. Health Care Manag (Frederick). 2017 Dec 15. [Epub ahead of print]

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