ベンゾジアゼピン系薬剤の使用状況を分析、長時間型の減少幅が大きい

ベンゾジアゼピン系薬(BZD)やベンゾジアゼピン受容体アゴニスト(Z薬)の長期投与は、潜在的に生理的および精神的依存性や、その他の有害事象と関連している。デンマークのSophie Isabel Eriksen氏らは、同国における過去10年間の、BZDの処方の変化を調べた。その結果、長時間型は短時間型と比べて減少幅が大きかったことを報告した。Basic & Clinical Pharmacology & Toxicology誌オンライン版2014年11月10日号の掲載報告。

研究グループは、デンマークにおける過去10年間の、長時間型BZD(半減期10時間超)の処方について短時間型BZDと比較して分析した。デンマーク医薬品統計レジスターから、2003~2013年のプライマリヘルスケア分野における、個人に対する全BZDとZ薬の全販売データを記述的に分析した。処方箋データは、国内すべての地域薬局および病院薬剤部を対象としたものであった。

主な結果は以下のとおり。

・長時間型BZDの処方は、住民1,000人当たりで2003年の25.8 DDD(defined daily dose:1日投与量)から、2013年は8.8 DDDへと減少していた(相対的減少66%)。
・短時間型BZDの処方は、同26.1 DDDから16.4 DDDに減少していた(相対的減少37%)。
・本調査の処方データは、治療開始にあたっての適応に関する情報が不明であった。また、コンプライアンス問題のために、処方薬は実際には処方通りに服用されていなかった可能性がある。
・処方の減少は、依存性薬物に関する国のガイドライン新規導入に伴ってみられたが、今回の調査はその関連性を検出するようにデザインされておらず、因果関係は不明であった。

出典

Eriksen SI, et al. Basic Clin Pharmacol Toxicol. 2014 Nov 10. [Epub ahead of print]

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