周産期うつ病の予防に「ピアサポート介入」

 周産期うつ病の予防や治療に対する代替アプローチとして、ピアサポート介入が有効である可能性が示唆されているが、出産前および産後の有効性、経済性、満足度については、あまりわかっていない。中国・湖南医薬学院のRuirui Huang氏らは、周産期うつ病に対するピアサポート介入の有効性、経済性、満足度に関する利用可能なエビデンスをレビューした。Journal of Affective Disorders誌2020年7月15日号の報告。

 英語および中国語の複数の電子データベースより、2019年4月までのエビデンスを検索した。リファレンスのハンドサーチも行った。周産期うつ病を対象としたピアサポート介入について報告されたランダム化比較試験を抽出した。エビデンスの質は、Cochrane risk of bias toolを用いて評価した。

主な結果は以下のとおり。

・選択基準を満たしたランダム化比較試験10件を最終分析に含めた。

・ピアサポート介入により、標準化された平均抑うつスコア(-0.37、95%CI:-0.66~-0.08)およびうつ病のリスク比(0.69、95%CI:0.49~0.96)が減少した。

・なお、臨床的不均一性が観察され、潜在的メディエーター(介入の強度、頻度、種類など)の存在が示唆された。

 著者らは「ピアサポート介入は、周産期うつ病を予防または軽減する可能性がある。有用性に関連する潜在的なメディエーターを調査するためには、優れたデザインによる大規模な研究が必要とされる」としている。

出典

Huang R, et al. J Affect Disord. 2020;276:788-796.

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