肉の食べすぎはうつ病のリスクとなるか

多くの疫学研究において、肉の消費がうつ病に及ぼす影響について調査が行われている。しかしながら、結論には至っていない。中国・中山大学のYi Zhang氏らは、肉の消費とうつ病との関連についてメタ解析を行った。BMC psychiatry誌2017年12月28日号の報告。

2017年3月までの肉の消費とうつ病との関連について調査した観察研究を、PubMedおよびEmbaseの電子データベースを用いて検索を行った。肉の消費量の最も高い群と最も低い群における、うつ病の有病率に対するプールされたオッズ比(OR)、うつ病発症率に対する相対リスク(RR)、それぞれの95%信頼区間(CI)を算出した。

主な結果は以下のとおり。

・8つの観察研究が抽出された(横断研究:3件、コホート研究:3件、症例対照研究:2件)。
・うつ病の有病率に関する研究は6件あり、全体的な多変量調整ORは、肉の消費とうつ病の有病率との間に有意な関連が認められなかった(OR=0.89、95%CI:0.65~1.22、p=0.469)。
・対照的に、うつ病の発症率に関する3つの研究では、全体的な多変量調整RRは、肉の消費と中程度のうつ病発症率との間に関連が認められた(RR=1.13、95%CI:1.03~1.24、p=0.013)。

著者らは「肉の消費は中程度のうつ病リスクと関連している可能性がある。しかし、プロスペクティブ研究が限られているため、このことを確認するためには、さらなる研究が必要である」としている。

出典
Zhang Y, et al. BMC Psychiatry. 2017;17:409.

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