体重に関する“いじめ”はうつ病のリスクファクター

太っている子供はいじめられやすい傾向がある。そして体重に関連するいじめは、うつ病や摂食障害を引き起こすリスクとなる。米国Madowitz氏らは肥満児に対するいじめがうつ病発症のリスク上昇や不健康な体重管理行動と関連するかを検証した。その結果、著者らは「体重に関連するいじめに悩む肥満児は、通常体重の子供と比較しうつ病のレベルが高い」ことを、Pediatr Obes誌オンライン版2012年9月19日号で報告した。

対象は肥満児80名(平均年齢:10.03歳、平均BMI:27.37、白人比率:29.37%、女性比率:58.8%)。肥満児における体重に関するいじめと、うつ病、不健康な体重管理行動(UWCBs)との関係を調査した。自己申告調査により、抑うつ症状、UWCBs、いじめの有無や原因、頻度などを収集した。分析には年齢や性別をコントロールした後、ロジスティック回帰分析、線形回帰分析を用いた。

主な結果は以下のとおり。

・他の子供からいじめを受けた肥満児はうつ病のレベルが有意に高く(B=6.1 [SE=2.3])、5回以上のUWCBsを経験していた(OR=5.1 [CI=1.5~17.4])。
・同級生からいじめを受けた肥満児はうつ病のレベルが有意に高かった(B=2.3 [SE=0.8])。
・体重に関するいじめの頻度、件数は抑うつ症状と有意に関連していた(それぞれ、B=2.5 [SE=0.8]、B=4.6 [SE=1.5])。
・家族によるいじめとの有意な相関は認められなかった。

出典

Madowitz J, et al. Pediatr Obes. 2012 Sep 19. [Epub ahead of print]

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