抗うつ薬の皮膚疾患に関連する抗炎症作用

モノアミン作動性抗うつ薬の臨床的に関連する抗炎症作用についてのエビデンスが増加している。ノルウェー・オスロ大学のShirin Eskeland氏らは、慢性蕁麻疹、乾癬、アトピー性皮膚炎、他の湿疹、円形脱毛症の5つの一般的な炎症性皮膚疾患と関連した抗うつ薬の使用および有効性について、PubMedおよびOvidデータベースをシステマティックに検索した。Acta dermato-venereologica誌オンライン版2017年5月17日号の報告。

主な結果は以下のとおり。

・1984年1月~2016年6月に報告された臨床試験または症例報告28件より、皮膚疾患患者1,252例が抽出された。
・これらの患者において、抗うつ薬治療に関連した皮膚症状の明確な軽減が報告されていた。
・新規抗うつ薬の研究は通常オープンラベルであった一方、第1世代抗うつ薬でのいくつかは無作為化比較試験であった。

著者らは「全体的にポジティブな結果は、抗うつ薬使用が、併存する精神疾患を治療するだけでなく、皮膚疾患に対する根拠を示している可能性がある。SSRIやミルタザピン(商品名:リフレックス、レメロン)およびbupropionを含む新規抗うつ薬に関するさらなる研究が必要とされる」としている。

出典

Eskeland S, et al. Acta Derm Venereol. 2017 May 17. [Epub ahead of print]

コメント

タイトルとURLをコピーしました