プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用、認知症リスクとの関連は認められず

プロトンポンプ阻害薬(PPI)と認知症リスクの潜在的な関連性については、相反するデータが報告されている。台湾・国立台湾大学のShih-Tsung Huang氏らは、高齢者におけるPPI使用とその後の認知症リスクの関連について検討を行った。Clinical Pharmacology and Therapeutics誌オンライン版2019年3月12日号の報告。

混合軌跡モデリング(group-based trajectory modeling)を用いて、3年以上の長期PPI使用に関して異なるグループを特定し、5年のフォローアップ期間におけるPPI使用と認知症との関連を調査した。

主な結果は以下のとおり。

・PPIを使用した高齢者1万533例を、短期使用群(7,406例、70.3%)、断続使用群(1,528例、14.5%)、長期使用群(1,599例、15.2%)の3群に分類した。
・短期使用群と比較し、長期使用群(HR:0.99、95%CI:0.93~1.17)および断続使用群(HR:0.91、95%CI:0.76~1.09)では、認知症発症リスク増加との関連は認められなかった。
・PPIの使用パターンにかかわらず、平均4年間のフォローアップ期間中における有意な認知症リスク増加は認められなかった。

出典

Huang ST, et al. Clin Pharmacol Ther. 2019 Mar 12. [Epub ahead of print]

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