軽度認知障害と診断されて5年後、4人に1人は認知症へ進行

軽度認知障害(MCI)から認知症への進行率を推定し、ドイツのプライマリケア診療における患者の潜在的リスク要因を特定するため、ドイツ・Berufsverband Deutscher NervenarzteのJ Bohlken氏らが検討を行った。Fortschritte der Neurologie-Psychiatrie誌オンライン版2016年11月15日号の報告。

一般医師723人の診療より、2000~14年にMCIと診断された40歳以上の患者4,057例を対象とした。主要アウトカムは、診断から5年間のフォローアップ期間中のすべての認知症診断とした。交絡因子(年齢、性別、健康保険タイプ)により調整した後、MCIから認知症への進行を調査するために、Cox回帰モデルを用いた。

主な結果は以下のとおり。

・平均年齢は、73.9歳であった。
・男性は43.9%、民間保険加入者は5.2%であった。
・5年間のフォローアップ後、女性の27.4%、男性の25.7%は認知症であった(p=0.192)。
・認知症割合は、60歳以下で6.6%、80歳超で39.0%と年齢とともに増加しており、ハザード比は1年ごとに増加していた(HR=1.06)。
・MCI診断後5年間で、4人に1人の患者は認知症を発症していた。
・性別や健康保険タイプとは別に、年齢が認知症発症ハイリスクと関連していた。

出典

Bohlken J, et al. Fortschr Neurol Psychiatr. 2016 Nov 15. [Epub ahead of print]

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