日本人アルツハイマー病に対するドネペジル(アリセプト)の長期大規模試験の最終報告

アルツハイマー病(AD)患者における、ドネペジル塩酸塩(商品名:アリセプトほか)の長期かつ大規模な研究(J-GOLD試験)が実施された。順天堂大学の新井 平伊氏らによる本研究では、これまで2つの中間報告が行われていたが、研究結果の分析が完了し最終報告が行われた。Psychogeriatrics誌オンライン版2018年7月11日号の報告。

本研究では、新規AD治療患者(新たにAD治療を受けた患者)およびAD治療継続患者(試験開始時にADの薬物治療を受けていた患者)を対象としていた。観察期間は、48ヵ月。薬物治療に伴う認知機能の変化および認知症の重症度と、その安全性について評価を行った。

主な結果は以下のとおり。

・ベースラインと比較した認知機能の有意な減少は、新規AD治療患者では24ヵ月後、AD治療継続患者では6ヵ月後に認められた。
・ベースラインと比較し、認知症の重症度が改善または維持された患者の割合は、新規AD治療患者では48ヵ月で59.27%、AD治療継続患者では48ヵ月で57.09%であった。
・ドネペジル塩酸塩に安全上の大きな問題は認められなかった。

出典

Arai H, et al. Psychogeriatrics. 2018 Jul 11. [Epub ahead of print]

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