認知症発症リスクに対するBMIの影響

中年期の高BMIは、認知症リスクを高めることが示唆されているが、認知症発症前の体重減少が、このような影響を隠している可能性がある。そこで、BMIと認知症との関連について検討が行われた。

英国・ロンドン大学(UCL)のMika Kivimaki氏らによる、Alzheimer’s & dementia誌オンライン版2017年11月20日号の報告。

39件のコホート研究より抽出された、認知症でない対象者134万9,857例で検討を行った。ベースライン時にBMIを評価した。フォローアップ時の認知症発症は、電子健康記録を用いて確認した(6,894例)。認知症発症の数十年前にBMIを評価した場合、BMIはほとんど影響を受けず、より認知症発症に近い時点の診断でBMIを評価した場合、多くの影響を受けると仮定した。

主な結果は以下のとおり。

・認知症診断に対するBMIの5kg/m2増加あたりのハザード比は、10年前で0.71(95%CI:0.66~0.77)、10~20年前で0.94(95%CI:0.89~0.99)、20年超前で1.16(95%CI:1.05~1.27)であった。

著者らは「BMIと認知症との関連は、2つのプロセスに起因する可能性が高い。1つは、長期フォローアップで観察される高BMIの有害作用である。もう1つは、短期フォローアップ時に、高BMIを保護的に見せる因果の逆転効果である」としている。

出典
Kivimaki M, et al. Alzheimers Dement. 2017 Nov 20. [Epub ahead of print]

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