インターネット依存症に注意が必要な発達障害児の特徴

いくつかの研究報告によると、自閉スペクトラム症(ASD)患者では、インターネット依存(internet addiction:IA)がより多く認められるという。しかし、IAを伴う青年期のASD患者の特徴は、よくわかっていない。愛媛大学・河邉 憲太郎氏らは、青年期ASDにおけるIAの有病率を調査し、IA群と非IA群の特徴を比較した。Research in Developmental Disabilities誌オンライン版2019年3月13日号の報告。

対象は、愛媛大学医学部附属病院および愛媛県立子ども療育センターの外来ASD患者55例(10~19歳)。患者およびその両親に対し、Youngのインターネット依存度テスト(IAT)、子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)、自閉症スペクトラム指数(AQ)、ADHD Rating Scale-IV(ADHD-RS)を含む質問を行った。

主な結果は以下のとおり。

・総IATスコアに基づき、55例中25例がIAを有していた。
・IA群は、非IA群と比較し、SDQおよびADHD-RSにおけるADHD症状の高スコアが認められたが、AQおよび知能指数においては有意な差が認められなかった。
・IA群は、非IA群と比較し、携帯ゲームの使用頻度が高かった。

著者らは「青年期ASDでは、ADHD症状がIAと強く関連していた。ADHD症状を有する青年期ASD患者では、IAに対する、より強固な予防と介入が必要である」としている。

出典

Kawabe K, et al. Res Dev Disabil. 2019 Mar 13. [Epub ahead of print]

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