自閉スペクトラム症に対するアリピプラゾール治療、アジアの小児で検証

アジアの小児および青年(6~17歳)の自閉スペクトラム症の過敏性に対するアリピプラゾール(商品名:エビリファイほか)の有効性および忍容性を調査するため、韓国・蔚山大学校のHyo-Won Kim氏らは、12週間の多国籍多施設オープンラベル試験を実施した。Journal of child and adolescent psychopharmacology誌オンライン版2018年4月24日号の報告。

小児および青年の自閉スペクトラム症患者67例(10.0±3.1歳、男子:52例)を対象に、アリピプラゾールをフレキシブルドーズ(平均投与量:5.1±2.5mg、範囲:2~15mg)で12週間投与を行った。

主な結果は以下のとおり。

・アリピプラゾールは、異常行動チェックリストのサブスケールにおいて過敏性、無気力/引きこもり、常同行動、多動性、不適切な話し方の介護者評価スコアの平均値を、ベースラインから12週目までに有意に減少させた(各々、p<0.001)。
・臨床全般印象・重症度スコア(CGI-S)も、ベースラインから12週目までに改善した(p<0.001)。
・最も多く認められた有害事象は、体重増加であった。また、アリピプラゾール治療に関連する重篤な有害事象は認められなかった。

著者らは「本結果より、アジアの小児自閉スペクトラム症の過敏性に対するアリピプラゾール治療は、有効かつ忍容性のあることが示唆された。今後は、より大規模なサンプルサイズ、より長期間の研究が求められる」としている。

出典

Kim HW, et al. J Child Adolesc Psychopharmacol. 2018 Apr 24. [Epub ahead of print]

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