双極性障害患者の3人に1人は自殺企図を経験

双極性障害(BD)は、自殺リスクの高い重度の精神疾患である。中国・Guangdong Academy of Medical SciencesのMin Dong氏らは、BD患者の自殺企図の有病率および関連因子についてメタ解析を実施した。Epidemiology and Psychiatric Sciences誌オンライン版2019年10月25日号の報告。

PubMed、PsycINFO、EMBASE、Web of Scienceより、2018年6月11日までの文献をシステマティックに検索した。BD患者の自殺企図有病率は、変量効果モデルを用いて算出した。

主な結果は以下のとおり。

・検索により3,451件中79件(3万3,719例)が適合基準を満たしていた。
・自殺企図の生涯有病率は、33.9%(95%CI:31.3~36.6%、I2=96.4%)であった。
・サブグループおよびメタ回帰分析では、自殺企図の生涯有病率と関連する因子は以下のとおりであった。
●女性
●双極I型障害
●特定不能のBD
●ラピッドサイクラー
●収入レベル
●地理的特性

著者らは「BDでは、自殺企図が一般的に認められ、多くの因子が関連している。BD患者の自殺企図の発見や予防を促進するためには、さらなる努力が必要であり、心理社会的介入と併せて気分安定薬の長期使用の可能性を検討すべきである」としている。

出典

Dong M, et al. Epidemiol Psychiatr Sci. 2019 Oct 25. [Epub ahead of print]

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