自閉スペクトラム症にリスペリドン(リスパダール)は有効か?

 自閉スペクトラム症(ASD)に対するリスペリドン(商品名:リスパダールほか)の効果を調査した研究はいくつかあるが、これらの研究結果は、矛盾しており、決定的ではない。この研究では、ASDに対するリスペリドンの効果について異常行動チェックリスト(ABC)を用いて評価し、さらに体重増加やウエスト周囲径への影響を調査した。

 ブラジル・サンジョアンデルレイ大学のBrayan Jonas Mano-Sousa氏らによる、Current Neuropharmacology誌オンライン版2020年5月29日号の報告。

 本研究では、システマティックレビューおよびメタ解析を実施した。人口、介入、比較、アウトカム、研究デザインに従って選択した2,459件の研究を分析した。

主な結果は以下のとおり。

・リスペリドンは、無気力や不適切な言動の治療に効果的であったが、体重増加やウエスト周囲径への影響が懸念される。

・体重増加やウエスト周囲径とリスペリドンの使用との間に有意な関連が認められた。

・そのため、リスペリドンの使用に際しては、リスクとベネフィットを鑑み、必要性を評価しなければならない。

出典

Mano-Sousa BJ, et al. Curr Neuropharmacol. 2020 May 29. [Online ahead of print]

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