日本でのADHD治療薬の使用傾向はどう変わっているのか

東北大学の吉田 眞紀子氏らは、日本におけるADHD児に対する薬物療法の傾向について調査を行った。Journal of Attention Disorders誌オンライン版2019年5月5日号の報告。

2005年1月~2015年12月の健康保険請求データ367万2,951例を用いて、ADHD児7,856例の薬物治療の傾向を調査した。

主な結果は以下のとおり。

・2007年に承認されたメチルフェニデート徐放性製剤(商品名:コンサータ)の処方割合は、2009年で31.4%に達し(調整オッズ比[AOR]:2.72、95%信頼区間[CI]:2.12~3.51)、その後は頭打ちとなった(AOR:0.96、95%CI:0.94~0.98)。
・アトモキセチン(ストラテラ)の処方割合は、2008年の6.1%から2014年には21.8%に上昇した(AOR:1.12、95%CI:1.13~1.18)。
・アリピプラゾール(エビリファイほか)およびラメルテオン(ロゼレム)の処方割合が増加していた(傾向のp<0.001)。

著者らは「ADHD児に対する薬物療法に変化が認められた。ADHD児に使用される治療薬の安全性を監視する必要がある」としている。

出典

Yoshida M, et al. J Atten Disord. 2019 May 5. [Epub ahead of print]

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